That's 記(雑記)

ネーム ハンドルの自己満足でいろいろなことを書いてます。

勤労手記24~28

「勤労手記24」
早起きに慣れてきたが、連休で狂いが出るかもしれない。
恐れおののきつつ、寝る。

翌日。明らかに、寝不足。
連休中は、よく寝ていたから、余計にそれを感じる。

行くと、「アコサン」が土産を配布していた。
「ポブサン」が買ってきたそうである。
ゴールデンウィークに、家族サービスをしてきたようだ。

早速、御礼を言いに行こうとしたが、その途上で
他の社員に呼び止められてしまい、結局、「ボブサン」に
今日一日、会えずじまい。
廊下の反対側に姿が見えていたのに……。


渡された資料に目を通す。……。
平成60年という表記が気になる。既に退位を明らかにされているので、
この元号と数字の組み合わせは、有り得ない。

平成がそのまま続いたとして、平成60年は、西暦で何年だろう。
今年が平成30年だから、2048年か。無理をせず、西暦で表せばいいのに。

その資料の出典は不明だが、御役所が書いたものなのだろう。

パソコンを動かす。しかし、休み明けでボケているのか。
全く動かない。起動はするが、インターネットエクスプローラーや
フォルダを開こうとするだけで、固まってしまう。画面が白く、濁る。

タスクマネージャー(これを出すのでさえ大変だった……)を使って、
OSの状態を確認。CPU使用率は0%だ。これはどういう事なのだろう?

強制終了しては起動させて固まり、又、電源ボタンを長押し……。
それを何度も繰り返した。もしかすると、ハードディスクの寿命か……?
こんなに急に弱るとは考え難いか……。

二進も三進もいかない。仕事が殆どない今だから問題無いが、これが
大量に仕事を任せられた時期に発生したとしたら……。ゾッとする。

己れの手に負えない。他の社員でも、どうにもできまい。
昼休みになったので、スマートフォンでどうすればいいか調べる。
OSの再インストールを勧める声が多数。
そこまでしなければならないのか……。

セーフモードで起動して、動くのなら何とかなる、という意見もあった。
先週まで問題なく使えていたのだから、直せる筈だ。

セーフモードで起動を試みる。……。「回復メニュー」というものがある。
以前の状態に戻せるらしい。成程。何かしらかのアップデートによって、
既存のアプリケーションとの相性が悪くなり、こうなったのではないだろうか。

試してみる。……。失敗を繰り返した。
以前の状態に戻せる選択肢が1つしか出てきていないが、
これより前のバージョンに戻せないのだろうか。
あちこちをクリックしていると、現れた。ずっと前のそれが……。

その状態に戻すと、何事もなかったかのように、スムーズに動いた。
ここに至るまでに、7時間を要してしまった。定時1時間前である。

ここまでこのパソコンに手を焼かされると、不思議と愛着が湧いてくる。
費やした時間のせいだろう。こうなったら、自分なりにカスタマイズしてしまおう。
仕事で必要になりそうなアプリケーションをどんどんダウンロードして……。
これで良し。やっと、環境が整った。

この間、己れは何も仕事をしていない。
した事と言えば、政治家の秘書と名刺を交換(会社から
名刺を受け取って初の名刺交換だ)したくらいである。

その政治家の秘書と社長とが、ずっと政治の話をしていたので、
よくするものだ、と感心しつつも、何者なのかと疑問に思っていたのだが、
名刺交換によって、その謎が明らかになった。

「ネーム、さんですか。どちらにお住まいですか?」
「……です。」
「ネームさん……。『ネーム ハンドル』……いいお名前ですね。」
「え?あぁ、ありがとうございます。」
意外な反応である。現実世界で、この名前を
いい名前だ、と言われたのも、初である。

政治家の秘書だから、覚えやすい、キャッチーな名前に
魅力を感じたのかもしれない。

……。これ、世間一般に言う「仕事」……か?
以前、給与が安いと文句を言ったが、
内容を鑑みると、妥当かもしれない……。

定時になって、即上がる。
今日はパソコンを直し、名刺交換しただけで終わってしまった。

あとがき

政治家の秘書ってどうやってなるのだろう。もし、なんやかんやあって、
己れが政治家となり、内容の濃さを変えぬままブログを書き続けたなら……。
特定される(何者なのか特定する動きが強まる)だろうか。





「勤労手記25」
電話が頻繁に掛かってくる。「アコサン」、「イコサン」が出る。
事故の件について話しているようだ。その電話の相手方に、
己れの免許証のコピーが渡っているようである。未だ、己れは
迷惑を掛け続けているようだ。それなら、己れが直接話した方が早そうだが……。

……。事故をしたから、ゴールド免許とはならないだろうか?
そう思って調べたが、物損事故は点数に影響しないので、問題ないそうである。


探し物をする。ここにもない、そこにもない。ボリューム1の超小声で
ぶつぶつ呟きながら社内を探し回っていると、「ポブサン」がこちらを見ていた。
さ迷い、歩きながら、独り言を言うこの姿。
譫言を喋っている危険人物と思われたかもしれない。
探し物をしているだけだと、素早く弁明すれば良かった。

休憩時間、社員達と雑談をする。
「やっぱ人間関係よのうや。働かんといけんけど、
毎日会う人との関係が良うないとつまらんのようや。」
「ほんま、それよ。給料がいくら高くても我慢できん。」
「あいつがおるばっかりに、また顔合わせんといけん、とかのうや。
何十年も会わんといけん。耐えられるもんかや。」
方言が、炸裂。

あとがき

「ハリサン」に挨拶をすると、「おはよう、ゴールデンウィークどうだった?」と訊いてきた。
質問が返ってくるとは、と驚いたが、そういうふうに話を膨らませていくのだと感心した。
出勤前に、どういう雑談を振られるか、何を話すべきか、考えておくべきかもしれない。





「勤労手記26」
通勤時間が勿体無いと感じる。自動車の運転をしているので、
出来ることは限られるが、何かしら、この時間を有効活用できないものだろうか。

出張届を提出。そのあと、仕事の指南役に、「ハリサン」らが付いた。
これまで、素っ気ない反応を続けてきた己れに対して、未だ、優しく接してくれる。
「――他で仕事しよった時にはやったことなくても『早よせぇ』って怒られとった。
そんな怒ったから言うても早うはならん、無理じゃってって思っとった。
じゃけえ、若いのが育たんのんじゃなって。」と「ハリサン」。
「ここはそういうふうにガミガミ言う人おらんじゃろ?
儂は、仕事は楽しく面白くやらんといけんと思っとるけぇ。それが一番よ。」
と続ける。
「ここで働いとる皆、個性的じゃし、面白いじゃろ?
まぁ――。儂も変わっとるけどなぁ――。」と最後に締め括る。

「ハリサン」ともう一人。これまで、「仕事はその内慣れる。」とか
「ここは人間関係が煩わしくない。」とか、一言声を掛けては
ささっと何処かに消えてしまう、幻の社員……。
そんな「マボサン」に誘われ、外回りの営業に出た。

「マボサン」は入社三年目らしい。通りで、フレッシュな香りが漂っている。

「マボサン」は就職難だった時期に大学を出た――氷河期世代だ。
優秀な大学卒業者が、そんなところに就職するのか――と驚くような状況であったと言う。
そのぐらいの時期から、偏差値の高い大学を目指すことに
懐疑的な声が出てきたのかもしれない。自身も東京の大学を出て、
システムエンジニアとして数字にシビアな仕事を続けていたが、
東京で働き続けるのは無理だと諦め、地元に戻ったそうである。
工場に勤めてみたが、閉鎖的な人間関係にうんざりし、こちらに転職したそうだ。

人間関係は鬼門のようだ。……それが分からない己れ。
それでいいのか、と思う。

「マボサン」はコンビニエンスストアに立ち寄った。
何か買ってきた。パピコ(二本セットのチューブ型ラクトアイス)だった。
一本ずつかと思ったら、二袋買ってきていた。そういうパターンか……。

残してもどうもできないので、一袋(二本)食べた。昼食が苦しくなるだろうが、
働いて以後、体重が減ったので、これも仕事だと思い、完食。
仕事を終えると、「マボサン」は一瞬で何処かに消えて行った……。

昼休み。

「寝て起きたら血圧高くてなぁ。下がらんのんよ。」と、
高齢の社員が話をしている。
己れの存在が、ストレスになっているのではないか。

瞬時に、その考えが頭を過った。……何でも自分が悪いと思ってしまう。
就職活動でもそうだった。自分が通過すれば、誰かが不合格になっている。
己れは、出来る人間でも、有能でも、真面目でもない。
賢くないし、体力もない。喋りも下手だ。
でも、それでも、不思議と、評価する者が存在するのだ。
不合格になった者は、本当に己れよりも、出来ないのか?
そんな筈が……果たして、有り得ようか?

己れの目の前に開けた道の後ろには、先に進めなかった者が居る。
己れが、その人々の道を塞いだのだ。

……それが嫌で、早く、就職活動を辞めたかった。
誰とも争いたくない。でも、それは許されない。
生きている限りは、戦い続けなければならないのだ……。
悪いと思うのなら……直していかなければ……。

業務に戻り、最後に、「コダサン」にコピー機の使い方を教わり、帰る。

どう雑談したらいいか、その内容を出勤前に考えていたが、
思うようには喋れなかった。挨拶、礼を言うことは意識し、
できていたから、良かった……かな、等と振り返りつつ、運転する。

雨が降っている。外は真っ暗だ。道が見え辛い……。

対向車と次々にすれ違う。ヘッドライトが眩しい。ハイビームか……?
ハイビームにしたら、道が見え易いのかも……。
試してみるが、変化を感じない。道路の先がぼんやりとしか見えない。
異様に暗く感じる。対向車の光のせいか、目が痛い。
カーナビを見ようにも焦点が合わない。流行りの「スマホ老眼」か?

……分かった。目が暗さに慣れない――暗順応できないのだ。
道が暗いから、目が少しでも光を拾おうとして、瞳孔を開く。
すると、対向車がライトを当ててくる。明るくなったと思って、
今度は瞳孔は絞られる。目がその明るさに合わせてしまう。明順応だ。
対向車とは直ぐに行き違うが、目は暗さに慣れるのが遅い。
慣れようとした頃に、又、対向車が来て……。延々、夜に慣れられないのだ。

目が痛いのも、カーナビに焦点が会わせられないのも、
それの影響だろう。他の運転手はどうなのだろう?平気なのか?
己れが鳥目なだけなのだろうか。

あとがき

どの道を通れば早く帰社できるか悩んでいると、
即座にベテランがこの道を通ると早いと告げる。流石は地元のプロ、
人間Googleマップだ、と感心してその姿を見ると、
本当にスマートフォンのGoogleマップで調べていただけだった。





「勤労手記27」
学生時代はどれだけ睡眠時間を確保していただろうか?
深夜にかけて友人らと遊ぶようになるまで、
それをあまり意識したことがなかった。

生徒であった時分も、そう多くは眠っていなかった覚えがある。
日中は欠伸ばかりしていたが、苦痛を感じたことはなかった。

今の寝不足はその当時以上に重くのしかかってくる。
新陳代謝の差だろうか。若ければ、疲れも、
古い細胞と一緒に捨てられていくが、歳を取れば、
そうもいかなくなるのかもしれない。

今日は研修センターに行って、研修を受けた。

大人になってからの学び。途中寝る者もいるが、殆どが真剣であった。
仕事で必要になる(有益だ)からか、お金が関わるからか。
学生時代を思うと、態度の差は歴然であった。学生の頃は、皆、スマートフォンを
触ってばかりであったことを己れは思い出していた……。

あとがき

朝から夜まで拘束され、地味にきつかった……。





「勤労手記28」
止まれ、の標識がある交差点で、パトカーが止まっていた。
パトカーの前には自動車がある。一時不停止で捕まえたのだろう。

己れは捕まらないように、普段よりも長めに止まって、
交差点を曲がった。……後方のパトカーから声が響く。
何か違反をしてしまったのか、と思ったら、
止めた車に向かって喋っているみたいだ。
己れの後に続いていた車も、自分に言っているのか、と
勘違いして、左端に寄せて止まろうとしていた。

今日は、総務課長に連れられ、営業回りをした。
取り扱っている商品や事業の説明を、取引先の相手方と同じ、
知識ゼロの状態で聞く。

総務課長から、次からここは己れに任せる、と告げられた。
……大丈夫か?

会社に戻る。監査があるとあってか、社内はざわざわとしている。
社内や階段を慌ただしく動き回る社員多数。

「ハリサン」などもアクティブに仕事をしているが、
休みの少なさや暑さもあってか、辛そうであった。


己れは手が空いていたので、生涯賃金を計算し直していた。
1億5000万円前後であるという見込みに殆ど、変わりはなかった。
己れは、1億5000万円の人間か……。
貰える給与の低さもそうだが、生涯通じてそれだけの価値しか生み出さない、
という事実を己れは見落としていた。己れの力を以てすれば、
もっと有益なことができるのでは、と考えないでもない。
だが……何が「有益」と言えるものなのだろうか?

あとがき

定年退職して、再雇用となった人から、仕事を教わった。
定年は60歳。60歳と言えば、歩く事もままならないイメージであったが、
今の60代は皆、元気である。嘗て、60代と言えば、戦争体験者だった。
最近では、戦後直後に生まれた団塊世代(1947~1949年)が
60代というイメージがあるかもしれないが、2018年現在の60代はそれより年下だ。
年齢は正確には分からないが、仮にその人が現在61歳、
今年で62歳になるとすれば、1956年生まれ。大学を出たと話していたので、
留年、浪人なしとすれば、大学を卒業したのは、1978年。
1978年……どんな時代だったのだろう?想像も付かない。
どんな青年時代を過ごしたのだろう?大学を出た年より、少し戻るが、
沖縄返還が1972年。もっと遡ると、キューバ危機(1962年)もあった。
冷戦の時代を生きている。ソ連の崩壊は意外だったに違いない。
己れからすれば、沖縄はずっと日本であり、冷戦は過去の歴史というイメージだが、
その時代を生きた人は、そう感じてはいまい。そのギャップは埋められないだろう。
……これから生まれてくる子供達に、地震をきっかけに日本で大きな原発事故が
起こった、と伝えても、ひょっとすると、信じてもらえないかもしれない。

18/5/19 他の人が協力して早々に仕事を終わらせる中、「ゲンサン」は一人黙々と
仕事を続けていた。歩く姿からして、全てが億劫そうに見える(子供の頃、その態度を
理不尽に怒られた経験が沢山ありそうである)のだが、
社内でもトップクラスに仕事をする、不思議な人物である。('A`)
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ネーム ハンドルと申します。
Name Handle。略してNH。
一人称は「己れ(おれ)」。

主な内容は日記(空想。不定期更新)です。
イタめな日記ですが暖かい目で
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